終活の第一歩!大切な思い出を未来へつなぐアルバム整理の始め方
- Yoshio Nkashima
- 6月9日
- 読了時間: 12分
「アルバム整理をしたいけど、捨てられない」
「終活を始めたいのに整理ほ方法がかわからない」
終活の一環として、今までの思い出を振り返りながらアルバム整理を始めている人もいるのではないでしょうか。しっかりと思い出を振り返りながらアルバム整理をしていきたいですよね。
そこでこの記事では、終活でおこなう大切なアルバムを整理する方法ついて詳しく解説をしていきます。
■この記事を読んでわかること
終活でアルバムを整理する理由
アルバムをデジタル化するためのステップ
アルバム写真を整理するときに注意点
アルバムをデジタル化するための具体的な進め方などを紹介をしているので、ぜひ参考にしてください。
終活でアルバム整理をするのは気持ちを整理する大切なステップ

なぜ終活をおこなうときにアルバム整理が必要なのか
終活を進めるうえで、アルバムを整理する目的は以下の3つが挙げられます。
写真は時間とともに劣化するため
大切な思い出が埋もれないようにするため
家族の負担を軽減するため
あなたの人生をより良くするために終活をおこなうことで、残りの人生をどのように過ごすかを前向きに考えることができますよ。残された時間を有意義に過ごすためにも、終活を行う目的をしっかりと把握しておきましょう。
写真は時間とともに劣化するため
写真のプリント方法は以下の方式がありますが、どの方式でも時間が経つにつれて写真は劣化していきます。
写真プリントの方法
銀塩写真
昇華式
インクジェット
ページプリンター
昔は写真をプリントするのに多く用いられていた方式が銀塩写真です。銀塩写真は100年長持ちする写真と言われるほど、耐水性や耐候性のあるプリント方法ですが、変色が起こりやすく、せっかくの思い出が見えづらくなってしまうこともあります。
そうした状態になる前に、写真を見返して選別し、必要に応じてデジタル化することは、思い出をより良い形で未来に残すことにつながります。
アルバムを整理することは、家族との思い出を守ることになります。今のうちに手をつけておけば、後悔のない写真整理ができますよ。
大切な思い出が埋もれないようにするため
家の押し入れや棚の奥にしまい込まれたアルバムは、日々の生活の中でなかなか見返す機会がなく、そのまま忘れ去られてしまうことも少なくありません。
終活のなかでアルバムを整理できると、自分にとって大切な記憶や家族との思い出を再確認しつつ、思い出を振り返ることができます。
そして、とくに印象に残っている思い出の写真を選び、デジタル化をすることで、振り返る機会が増える可能性があります。せっかくの貴重な記録を埋もれさせないためにも、今こそ見直して整理をしてみましょう。
家族の負担を軽減するため
アルバムや写真が大量に残されたままだと、万が一のときに家族がその整理を任されることになります。
整理を任された人はどれを残すべきなのか、なにが大切な思い出なのかが分からず、判断に困ることが多いです。そのため写真の選別に時間がかかり、大きな負担をかけてしまいます。
故人の思い出が詰まっているため、簡単には処分できず、手つかずで保管されたままになることもあります。残された家族の負担を少しでも軽くしてあげるためにも、あなたが生前のときに整理をするようにしましょう。
写真を選別し、「これは残したい」「これは処分して構わない」と意思を示しておくことで、家族は安心して整理を進めることができます。自分の思いを伝える意味でも、アルバム整理は大切な終活の一つです。
終活でアルバム整理をおこなう5ステップ

終活でアルバム整理を効率的におこなうには、以下の5つのステップでおこなうと良いでしょう。
ステップ①全体をざっと確認する
ステップ②ジャンル・年代ごとに仕分ける
ステップ③残したい写真を選ぶ基準を決める
ステップ④デジタル化とアルバム化のどちからを選ぶ
ステップ⑤残すものと処分するものを決定する
どのように、アルバム整理をすればいいのか悩んでいる人は、これから解説する5ステップを参考にしてくださいね。
ステップ①全体をざっと確認する
まず最初に行うのが、家のなかにあるアルバムや写真などを一か所に集めて、全体の量や状態を把握することです。
アルバムや写真を集め終わったら以下3つを確認しましょう。
どれだけの写真があるか
どの年代のものが中心か
傷んでいるものはないか
なかには、同じ写真が何枚もあったり、何が写っているかわからない写真もあるかもしれません。いきなりすべてのアルバムや写真の整理に取りかかると途中で疲れてしまうので、まずは全体像をつかむぐらいで、無理のないスケジュールで計画を立てて進めましょう。
この段階では細かく選別せず、「これはボロボロだ」「これはいらないかな」といったざっくりとした確認だけで十分です。
ステップ②ジャンル・年代ごとに仕分ける
次に行うのが、写真をジャンルや年代ごとに分ける作業です。
子どもの成長
旅行
家族行事
学校の思い出
昭和40年代
平成初期
たとえば、上記のようにテーマ別や年代別に分類すると、整理しやすくなります。分類のポイントは、自分や家族があとで見返したときに「思い出をたどりやすいかどうか」です。
また、ジャンルや年代を分けながら似たような写真も見分けながら、あとの選別で判断できるようにまとめておくと作業がスムーズになります。
このステップを丁寧におこなうことで、あとから見返したときにぐっとわかりやすくなりますよ。
ステップ③残したい写真を選ぶ基準を決める
仕分けが終わったら、どの写真を残すかの選ぶ基準を決めましょう。この基準が曖昧だと、いつまでも作業が進まなくなってしまいます。
たとえば、以下の基準を設けると仕分けがスムーズに進みます。
家族が写っている写真
大切なイベントや記念日の写真
楽しかったと思える写真
明確なルールを決めると判断がしやすくなります。風景だけの写真や似た写真が何枚もある場合は、思い切って省くことも必要です。迷った場合は保留用の箱を用意し、後から家族と一緒に判断するというのでも構いません。
基準を決めることは、自分の記憶や価値観を再確認する意味でも大切なプロセスです。
ステップ④デジタル化とアルバム化のどちからを選ぶ
写真の保存方法には、紙のままアルバムとして残す方法とスキャンをしてデジタル化する方法があります。
用紙やデジタル化にはそれぞれにメリットがあります。
用紙 | デジタル化 |
・形として残る ・手にとって見返す楽しさがある ・年配の方には扱いやすい | ・コンパクトに保管ができる ・共有やバックアップが簡単にできる ・汎用性が高い |
紙のアルバムは手に取って見返す楽しさがあり、年配の方には扱い慣れています。一方、デジタル化はコンパクトに保管でき、共有やバックアップも簡単で、将来的に家族に引き継ぐ負担も軽くなります。
自分でスキャナーを使ってデジタル化する方法もありますが、手間がかかるため、写真整理サービスを利用するのも一つの手です。すべてをどちらか一方にする必要はなく、「特に大切なものは紙のまま残し、他はデータ化する」といった使い分けもできますよ。
ステップ⑤残すものと処分するものを決定する
最後に、分類と選別を終えた写真のなかから、残す写真と処分する写真を決めていきます。ここで重要なのは、これは残したい、もしくはこれはもう処分してもよいと、判断できることです。
写真は物ではありますが、感情が深く結びついているため、処分に迷いが出やすいものです。処分する写真は、ただゴミとして捨てるのではなく、封筒や紙で包んで処分する、供養サービスを利用するなど、気持ちに整理をつけられる方法を選ぶとよいでしょう。
残す写真は、アルバムやデータフォルダにきちんと整理しておくことで、見返す楽しみや家族への引き継ぎがスムーズになります。
終活でアルバム整理のためにデジタル化する方法

ここまで、終活でアルバムを整理する必要性やデジタル化をする手順について解説をしてきました。
しかし、どうやってデジタル化すれば良いか、わからない人もいるのではないでしょうか。そこで、ここからはアルバム整理のためにデジタル化する手段を2つ紹介します。
スキャナーを使って自分でおこなう
スキャニング専門の業者に依頼する
アルバム整理のためにあなたに適した方法を見つけてもらい、デジタル化をしていきましょう。
スキャナーを使って自分でおこなう
自宅にスキャナーがあれば自分でデジタル化することができます。
スマホやカメラなどで撮影する方法もありますが、ただ残すことが目的となってしまい、綺麗にスキャンができるかがポイントになります。綺麗に残したい人は、高解像度のスキャナーの使用をおすすめします。
メリット | デメリット |
・自分のペースでできる ・コストが抑えられる ・個人情報を守ることができる | ・時間と労力がかかる ・スキャナーとパソコンの操作が必要 ・画質がやや劣る場合がある |
自分でスキャナーを使ってデジタル化する方法は容易にできます。自分でスキャンをやってみたい人は、ぜひ、チャレンジしてみましょう。
スキャニング専門の業者に依頼する
自分でデジタル化をするのは、少し面倒だなと感じる人は、アルバムをデジタル化してくれるスキャニング専門の業者に依頼するのをおすすめします。
専門業者は高性能なスキャナーを持っていて、オプションも充実しているため、さまざまな要望に答えてくれます。
メリット | デメリット |
・高品質に仕上げてくれる ・短期間でデジタル化してくれる ・データの管理が楽になる | ・コストがかかる ・個人情報の管理が必要である ・仕上がりが自分の好みじゃない |
スキャニング専門業者の利用は、時間と手間が省け、高品質なデジタル化にしたいと検討している人におすすめです。
どこのスキャニング専門店にお願いすればいいのかは、こちらの記事で紹介をしていますので、ぜひ参考にしてください。
アルバム写真を整理するときに注意する3つのポイント

ここまで、大量に保管されていたアルバム写真を整理する必要性や整理の方法を解説していきました。実際にアルバム写真を整理するときは以下3つの注意が必要です。
個人情報が写っている写真の扱い
家族に共有しながらおこなう
無理はせず自分のペースで進める
注意点を理解しておくことで、後のトラブルになる可能性を低減できるので、ここでしっかりと理解をしておきましょう。
個人情報が写っている写真の扱い
アルバムを整理していると、運転免許証や保険証、表札、住所の入った書類、卒業証書などが写り込んでいる写真が見つかることがあります。
これらは、本人だけでなく家族の個人情報が含まれている場合があり、誤って第三者に見られたり、ネット上に公開されたりすると悪用される恐れがあります。
特に、デジタル化したあとにSNSで共有すると、情報が簡単に拡散してしまう可能性があるため、細心の注意が必要です。
写真に個人情報が写っている場合は、スキャン前にトリミングしたり、モザイク処理を行うのが有効です。処分する際も、ただ破棄するのではなく、シュレッダーを使うなどして情報が漏れないよう工夫しましょう。思い出の整理と同時に、情報の管理も意識することが大切です。
家族に共有しながらおこなう
アルバム写真を一人で整理してしまうと、残すべき写真と処分してよい写真の判断に迷ったり、あとから家族に「この写真は残してほしかった」という行き違いが起きることがあります。
家族にはそれぞれ異なる思い出や記憶があり、自分にとっては何でもない一枚が、他の家族にとっては大切な写真であることもあります。そのため、アルバム整理の過程では「この写真どう思う?」と家族に声をかけたり、LINEやメールなどで共有しながら進めていきましょう。
特に子どもや孫世代にとっては、知らなかった家族の歴史やルーツを知るきっかけにもなります。思い出を単に片づけるためだけにおこなうのではなく、つなぐことを意識して家族と一緒により良い終活にしていきましょう。
無理はせず自分のペースで進める
アルバムの整理は、思い出を見返しながらおこなうため、時間と体力を使います。
保管している写真が多い場合、一度に終わらせようとしてもなかなか分別や整理が終わらず、疲れてしまい、途中で手が止まってしまうこともあります。
写真に写る故人や過去の出来事を思い出し、感情が揺れる場面もあるかもしれません。そうしたときは無理をせず、1日数枚、1冊だけと決めて少しずつ進めましょう。
今日は旅行の写真だけ、来週は卒業アルバムを見直すといったようにテーマや期間を区切ることで、アルバム整理へ過度の負担をかけずに続けられます。
終活は急ぐものではありません。アルバム整理も、焦らず、自分に合ったペースで取り組んでいきましょう。
終活でのアルバム整理のためにデジタル化ならメモリーズスキャンに頼もう!
終活で卒業アルバムをデジタル化するなら、メモリーズスキャンに依頼するのがおすすめです。アルバムを保管するにはスペースが必要ですし、長期保存するのも難しいため、終活をするタイミングでデジタル化すると気持ちも整理できますよ。
メモリーズスキャンは、アルバムや写真などをプロ仕様の機器と技術でデータ化するスキャニングサービスを提供しています。また、アルバムだけでなく、子供が描いた絵や賞状などもスキャンをすることができます。
終活として手元にあるアルバムを整理したいと考えている人はメモリーズスキャンを利用してみてはいかがでしょうか。まずは、お申込みページにてシミュレーションができますので、ぜひお試しください。