古い写真の整理方法完全ガイド?アルバムの仕分けからスキャン・データ化・デジタル保管方法まで
- Yoshio Nkashima
- 11 分前
- 読了時間: 10分
思い出の詰まった古い写真やアルバムを放置していませんか?

放置してしまう理由はさまざまです。
● 量が多くて手をつけるのが大変
● どこから始めればいいか分からない
● 思い出に浸ってしまいなかなか進まない
しかし、そのままにしておくと、写真は徐々に劣化してしまいます。色あせ、破れなどで、大切な思い出が失われてしまうかもしれません。また、必要になったときにすぐ取り出せなかったり、家族と共有したくてもできなかったりと、もったいない状況になってしまいます。
最近では、スマホのスキャンアプリを使えば、簡単に写真をデジタル化できますし、家族ともすぐに共有できるようになっています。少しずつでも手をつけることで、気がつけば思い出がきちんと整理され、心までスッキリしてくるはずです。
放置されたままの写真たちも整理されるのを待っています。今こそ、大切な思い出ともう一度向き合ってみましょう。
なぜ古い写真やアルバムを整理してデジタル化すべきなのか

● 写真の劣化を防げる
● 家族との思い出の共有をする
● 就活や引っ越し時にも役立つ
デジタル化する理由をここでしっかりと確認をしておきましょう。
写真の劣化を防げる
紙の写真やアルバムは、時間が経つにつれて色あせたり、カビが生えたり、湿気や日焼けで傷んでしまうことがあります。特に昔の写真は保存状態によって劣化が進みやすく、大切な思い出が失われる可能性があります。
そうなる前に、古い写真をスキャンしたり、スマホで撮影して、デジタル化しておけば、半永久的にキレイな状態で保存できるのです。
最近では、コンビニの複合機やスマホ用のスキャンアプリを使えば、簡単に写真をデータ化・デジタル化できるので、劣化の心配もなくなり、安心して大切な思い出を守ることができますよ。
家族との思い出の共有をする
データ化・デジタル化された写真は、スマホやパソコンを使って簡単に家族や親戚と共有できるようになります。紙の写真やアルバムだと持ち出したりする時に荷物になり大変ですが、デジタル化すればスマホだけでよくなります。
LINEやメールで送ったり、クラウドサービス(GoogleフォトやiCloudなど)に保存して共有リンクを送れば、遠くに住んでいる家族とも簡単に思い出を共有できます。
特に昔の写真は、親世代や祖父母世代の記憶をたどるきっかけにもなります。「この時こうだったよね」といった会話が生まれ、家族と思い出を振り返りながら、より絆を深めることも可能です。
写真を見返すことで、新たな思い出が生まれたり、知らなかった家族の一面を知る機会が作れることも、デジタル化の大きなメリットです。
就活や引っ越し時にも役立つ
意外に思われるかもしれませんが、写真のデジタル化は就職活動や引っ越しの際にも役立ちます。
たとえば、自己PRやエントリーシートで「自分の過去の経験や活動を伝えたい」と思ったとき、昔の写真が素材として使えることがあります。部活動やボランティア、留学などの写真があれば、エピソードとして証明できるので説得力が増します。
また、引っ越しのタイミングでは極力、荷物を減らしたいものです。アルバムを何冊も持ち運ぶのはとても大変です。しかし、デジタル化しておけばデータだけ持ち歩けるので、荷物がぐっと減ります。
このように、写真やアルバムの整理・デジタル化は、思い出を守るだけでなく、生活のさまざまな場面で活用できるメリットがありますので、ぜひ今のうちに整理しておきましょう。
まずは整理!古い写真やアルバム仕分ける3ステップ

● 一度全部出して量を把握する
● 写真を分類別に分ける
● 残すのと処分をする写真の選別する
古い写真やアルバムの仕分け方法を理解しておくことで、作業効率も変わってきますので、ぜひ参考にしてみてください。
一度全部出して量を把握する
まず最初にやるべきことは、保管してあるすべての写真やアルバムを一度出して、どれくらいの量があるのかを把握しましょう。これは仕分け作業をスムーズに進めるための準備となります。
段ボールや押し入れにしまい込んだままになっている写真をすべて一箇所に集めてみると、「こんなにあったのか」と驚くこともあるでしょう。
このステップでは分類はまだ始めず、まずは全体量を把握します。そして、実際に仕分けをやるときに、どれくらいの時間がかかるか、おおよその見通しを立てます。
すべてを出すことで、同じ写真が重複していることに気づけたり、傷みの激しいものなども発見しやすくなるので、写真やアルバムの状態をみながらどのようにデータ化を進めていくかの検討をしていきましょう。
写真を分類別に分ける
次に行うのは、写真を種類ごとに分類する作業です。分類の方法に正解はありませんが、たとえば以下のように分類してみましょう。
● 家族
● 旅行
● イベント
● 友人
● 子どもの成長
この段階では、思い出に浸りすぎず、まずは「これはどのカテゴリかな?」という視点でどんどん分けていきます。封筒やメモ紙などを使って分類名をつけておくと、後から見返すときにも分かりやすくなります。
分類をしておくことで、あとで選別をするときの判断がしやすくなり、不要な写真を見極めやすくなりますよ。
残すのと処分をする写真の選別する
最後のステップは、「残す写真」と「処分する写真」を選び、仕分ける作業です。ここがもっとも時間がかかるかもしれませんが、思い切って進めていきましょう。
選別の基準として、以下を意識してみましょう。
● 何度も見返したいかどうか
● 心が動くかどうか
● 他の人と共有したい思い出かどうか
ピンボケや同じような写真が何枚もある場合は、1枚を残してあとは処分しても良いでしょう。
捨てるのがどうしても惜しいと感じる写真は、デジタル化して保存しておくのもひとつの手です。スマホやクラウドに保存しておけば、物理的なスペースも取らず、いつでも見返すことができますよ。
古い写真やアルバムを整理してデータ化・デジタル化する方法

● 自分でやる場合
● 業者に依頼する場合
それぞれ必要な道具や依頼の手順を解説していきますので、どちらの方法をとるか判断できるように一緒に確認していきましょう。
自分でやる場合
自分でデータ化・デジタル化するには家庭用のプリンターや高解像度のスキャナーを用意します。それ以外にも以下を準備しましょう。
◼️準備するもの
● スキャナー:フラットベッドスキャナーで、画像解像度は300~600dpi以上のもの
● パソコン:スキャナーの操作やデータを保存するため
● 保存用のストレージ:ハードディスクやクラウドを用意する
準備するものが整ったら以下の手順で古い写真やアルバムをデータ化・デジタル化していきます。
◼️卒業アルバムをデータ化する手順
スキャナーとパソコンを接続する
アルバムを分解する(必要に応じて)
スキャン設定(解像度など)を調整する
1枚ずつ・1ページスキャンをする
データに名前をつける
ハードディスクにデータを保存する
解像度を300~600dpiに設定し、カラーモードを「フルカラー」にしましょう。拡張子はJPEGやPNG形式で保存をします。
業者に依頼する場合
自分でデータ化・デジタル化する時間が取れない人や操作方法がわからない場合は、スキャニングを専門にしている業者にデータ化してもらいましょう。
自分でスキャンする手間を省けるのが一番助かりますよね。業者に依頼するときは以下の手順でおこないます。
◼️スキャニング専門業者に依頼する手順
業者を選ぶ
見積もりを依頼する
アルバムを送付する
スキャン作業・データ化
データの受け取り
「写真 アルバム データ化」などで検索すると、関連業者が複数出てきますので、費用や口コミ評価、どんな対応をしているのかを確認して選びます。
依頼したい業者があれば公式サイトより見積もり依頼や相談ができます。業者によっては、枚数やページ数で料金が変動しますので、細かい内容をよく確認をしましょう。
どの業者に依頼するか悩んでいる人は、こちらの記事でおすすめの業者を紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
古い写真やアルバムを整理してデータ化・デジタル化するときのよくある質問
古い写真やアルバムを整理してデジタル化するときによくある質問として以下3つあります。
● 古い写真が曲がっていてうまくデータ化できません
● 古い写真の裏にメモがある場合はどうすればいい?
● スキャンしてデータ化した古い紙の写真やアルバムの保管方法は?
疑問を解決しておくことで、古い写真の整理・デジタル化はよりスムーズに、そして思い出をしっかり未来に残すことができます。どんな疑問が多くあるのか確認していきましょう。
古い写真が曲がっていてうまくデータ化できません
長年保管していた写真は、湿気や保存状態によって反り返っていたり、丸まってしまっていることがあります。そうした写真はスキャンするときに浮いてしまい、画像がぼやけたり、うまく読み取れないことがあります。
写真をできるだけ平らに戻す工夫が必要で、以下の対策をしてみましょう。
● 写真を厚めの本の間に挟んで数日間重しをかける
● 軽く湿らせたタオルを写真に直接当てずに上から置いて、その上に本を載せる
それでも難しい場合は、スマホのスキャンアプリ(Googleフォトスキャンなど)を使って、手動で角度を調整しながら撮影してみましょう。
古い写真の裏にメモがある場合はどうすればいい?
写真の裏に日付や場所、メッセージなど、忘れないための情報が書かれていることがあります。こうしたメモも大切な思い出の一部なので、可能であれば一緒に記録しておくのがおすすめです。
● 写真の裏面もスキャンまたは撮影する:表と裏をそれぞれデータ化し、ファイル名に「_front」「_back」などを付けて管理するとわかりやすい。
● 裏のメモをテキストとしてデータに残す:スキャンした写真のファイルにメモ書きを付け加えたり、メモ帳アプリやクラウドメモに一緒に記録しておくと、検索しやすくなる。
● アルバムごとに情報をまとめる:「○○旅行(1995年)」「小学校入学式」など、写真のグループごとに説明文を付ける方法もおすすめ。
将来的に見返したときに、「誰?どこ?いつ?」とならないように、こうしたメモの記録はできる限り残しておきましょう。
スキャンしてデータ化した古い紙の写真やアルバムの保管方法は?
データ化した後の紙の写真やアルバムは、「すべて処分しても大丈夫」という方もいれば、「やっぱり一部は残しておきたい」という方もいるでしょう。
以下のような方法で保管すると安心です。
● アルバムから出して、写真専用の保存袋やボックスに収納する
● 湿気の少ない場所で保管する
● 重要なものだけを選んで残す
原本があることで形としての思い出も残すことができます。どちらも大切にできるように、適切な保管を心がけましょう。
思い出を守るためにも古い写真やアルバムはスキャンしてデータ化・デジタル化がオススメ
古い写真やアルバムを大切に残すならデータ化・デジタル化をするのがおすすめです。自分で行うには難しく、わからない方はメモリーズスキャンに依頼するのを検討してみましょう。
メモリーズスキャンは、スキャン作業をすべて日本国内で実施し、熟練した日本人技術者が丁寧に対応してくれます。写真だけでなく、卒業文集や手書きのメッセージなども、すべてスキャン対象に含んでくれるのが嬉しいポイントです。
新しい形で写真やアルバムを整理したいと考えている方はメモリーズスキャンを利用してみてはいかがでしょうか。質問や相談したいことがあれば問い合わせから連絡ができます。