雑誌をデータ化して美しく長期保存!スキャンで綺麗に保存・活用する方法を徹底解説
- Yoshio Nkashima
- 11 分前
- 読了時間: 13分
「雑誌をデータ化していつまでも綺麗に残しておきたい」
「綺麗に保存する方法を教えてほしい」
好きな雑誌をたくさん集めたけど、劣化が気になり、長期間綺麗に保存したいと悩む方も多いのではないでしょうか。貴重な雑誌をこれからも大切に残しておきたいですよね。
そこでこの記事では、雑誌を綺麗に保存する方法や活用術ついて詳しく解説をします。
■この記事を読んでわかること
● 雑誌をデータ化して得られるメリット
● 雑誌を綺麗に保存するための方法
● 雑誌のデータ化でよるある質問
これからも綺麗に雑誌を保存するための手順を詳しく解説しているので、最後まで確認をしてみてください。
雑誌をデータ化すべき4つのメリット

大切にしてきた雑誌をデジタル化することで、保管の悩みから解放されながら、いつでも手軽に読み返せる環境ができます。
● 収納スペースを節約できる
● 紙の劣化を防げる
● スマホやタブレットでいつでも閲覧できる
● 断捨離と資産保存が両立できる
ここでは、雑誌をデータ化することで得られる具体的なメリットを4つご紹介します。これらを知ることで、デジタル化への一歩を踏み出すきっかけになるはずです。
収納スペースを節約できる
雑誌は1冊1冊は薄くても、コレクションとして積み重なるとスペースを占有してしまいます。
特にファッション誌や趣味の専門誌を長年購読している方は、本棚が足りなくなったり、押入れやクローゼットが雑誌で埋まってしまったりという経験があるのではないでしょうか。
たくさん保管し続けてきた雑誌をデータ化すれば、何百冊という数をUSBメモリやクラウドストレージに保存できるため、収納スペースが大幅に削減できます。その分、部屋を広く使えるようになり、生活空間に余裕が生まれます。
引っ越しの際にも、重い雑誌を運ぶ必要がなくなるため、作業が格段に楽になるでしょう。賃貸住宅で収納が限られている方には特におすすめです。
紙の劣化を防げる
紙の雑誌は時間とともに必ず劣化していきます。日光による色あせ、湿気によるカビの発生、経年によるページの黄ばみや破れなど、どんなに大切に保管していても避けられない問題です。
特に思い出深い雑誌や希少価値のあるバックナンバーが劣化してしまうのは、とても残念なことです。大切な雑誌をデジタルデータにしておけば、劣化の心配は一切不要です。スキャンした時点の状態を永続的に保つことができ、何年経っても鮮明な画質で閲覧できます。
また、データのバックアップを複数作成しておけば、火災や水害などの災害時にも貴重なコレクションを失うリスクを最小限に抑えられます。特に古い雑誌や絶版になった雑誌は、一度失えば二度と手に入らない可能性が高いため、早めのデジタル化をおすすめします。
雑誌などの紙の劣化を防ぐ方法を以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
スマホやタブレットでいつでも閲覧できる
デジタル化した雑誌は、スマートフォンやタブレット、パソコンなど、さまざまなデバイスで閲覧できます。
通勤電車の中、旅行先など、場所を選ばずに好きな雑誌を楽しめるのは大きなメリットです。さらに重い雑誌を持ち歩く必要がなく、端末一つで何百冊ものコレクションにアクセスできます。
また、検索機能で特定の記事やキーワードを素早く見つけたりすることも可能です。紙の雑誌では難しかった情報の整理や活用がデジタルデータなら簡単にできます。
料理雑誌のレシピを見ながらキッチンで調理したり、ファッション誌のコーディネートを参考にしながら買い物したりと、実用的な使い方の幅も広がりますよ。
断捨離と資産保存が両立できる
物を減らしたいけれど、思い出のある雑誌を捨てるのは躊躇してしまう。そんなジレンマを抱えている方は少なくありません。
データ化することで、物理的には手放しながらも、内容はしっかり保存できるため、罪悪感なく断捨離を進められます。
雑誌には、その時代の文化やトレンド、価値観が詰まっています。何年か経ってから読み返すと、当時の思い出がよみがえったり、新しい発見があったりするものです。デジタル化によって、そうした資産を個人のアーカイブとして残せます。
廃刊になった雑誌や特集号は、後から入手困難になることも多いため、デジタル保存しておく価値は高いでしょう。自身の負担を減らしながら、大切な記憶と情報を未来に残せるのが、データ化の最大の魅力です。
雑誌を綺麗に保存するためのデータ化の選び方

雑誌をデータ化する方法は、大きく分けて2つあります
● 自分でスキャンをする
● スキャン代行サービスを利用する
それぞれにメリットとデメリットがあり、予算や時間、雑誌の量や状態によって最適な方法は異なります。ここでは両方の方法を詳しく解説しますので、ご自身の状況に合った選択をして下さい。
自分でスキャンをする
自宅にスキャナーがあるまたは購入を検討している方は、自分でスキャン作業を行うことができます。
コストを抑えられるのが最大のメリットで、少数の雑誌であれば手軽に始められます。まず必要なのは、雑誌のサイズに対応したスキャナーです。A4サイズが一般的ですが、ファッション誌などの大きめの雑誌にはA3対応スキャナーが必要になることもあります。
フラットベッドスキャナーは綺麗にスキャンできますが、1ページずつ作業するため時間がかかります。一方、ドキュメントスキャナーは連続スキャンができて効率的ですが、雑誌を裁断する必要があります。
雑誌を解体してしまうため、原本を残したい場合には向きません。裁断せずにスキャンする場合は、見開きページを開いて1ページずつスキャンする根気が求められます。
自分でスキャンする場合の注意点は、作業時間です。数十冊の雑誌をスキャンするには、かなりの時間と労力が必要になります。また、スキャンの品質も技術次第で変わるため、何度か試行錯誤が必要かもしれません。
スキャン代行サービスを利用する
時間や手間をかけずに高品質にデジタル化をしたい方には、スキャン代行サービスがおすすめです。
専門業者に雑誌を送るだけで、プロの技術と機材でスキャンしてもらえます。スキャン代行サービスの最大のメリットは、品質の高さです。業務用の高性能スキャナーを使用し、色補正や傾き調整なども丁寧に行ってくれるため、素人では難しいレベルの綺麗なデータが得られます。
大量の雑誌でも短期間でデータ化してもらえるため、時間的な負担がありません。料金は、1ページあたり300円程度が相場です。ページ数や雑誌のサイズ、オプションサービスの有無によって変動します。
注意点としては、雑誌を一度業者に預ける必要があることです。貴重な雑誌や大切なコレクションを手放すことに不安を感じる方もいるので、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
また、返却時に原本が裁断されて戻ってくるか、データのみの納品になるかも事前に確認しておきましょう。多くの業者では、裁断後の雑誌を返却しないプランの方が料金が安く設定されています。
おすすめのスキャン代行サービスは以下の記事で紹介をしていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
雑誌を綺麗にデータ化して保存するためのコツ

せっかくデジタル化するなら、できるだけ綺麗な状態でデータ化したいですよね。スキャン時のちょっとした工夫で、仕上がりの品質は大きく変わります。ここでは、自分でスキャンする際に役立つ実践的なテクニックを3つご紹介します。
● 見開きのゆがみをなくすテクニック
● 光沢ページの反射を防ぐ方法
● ページがバラバラにならないための準備
これらのコツを押さえることで、プロに近い品質のデジタルデータを作成できるでしょう。
見開きのゆがみをなくすテクニック
雑誌を見開きでスキャンするときに、中央部分がどうしても浮いてしまい、ゆがみや影が生じることがあります。これを防ぐには、スキャン時にガラス面へしっかり密着させる必要があります。
まず、雑誌を開いた状態でスキャナーに置き、上から透明なアクリル板や厚手のビニールシートで軽く押さえます。重い本を載せるのも効果的ですが、スキャナーのガラス面に傷をつけないよう注意しましょう。中央のとじ部分がどうしても浮いてしまう場合は、片側ずつスキャンして、後から画像編集ソフトで結合する方法もあります。
また、スキャン後の画像補正も試してみましょう。多くのスキャナーソフトには自動補正機能がついており、ゆがみを修正してくれます。手動で調整する場合は、Photoshopなどの画像編集ソフトで、「遠近法の補正」や「ゆがみ補正」機能を使うと良いでしょう。
光沢ページの反射を防ぐ方法
ファッション誌やグラビアなど、光沢のあるページは光が反射してしまい、白く飛んだり、スキャナーの影が映り込んだりすることがあります。これを防ぐには、いくつかの工夫が必要です。
まず、スキャナーの設定を調整します。明るさやコントラストを少し下げることで、反射を抑えられる場合があります。また、スキャン解像度を上げることで、細部まで綺麗に取り込めることもあります。ただし、解像度を上げすぎるとファイルサイズが大きくなるため、バランスを考えましょう。
そのほかの対策としては、雑誌とスキャナーのガラス面の間に薄い半透明の紙(トレーシングペーパーなど)を挟む方法があります。これにより、反射光が拡散されます。ただし、画質が若干落ちる可能性があるため、画質高く保存したいページでは使用を避けた方が良いかもしれません。
ページがバラバラにならないための準備
裁断してスキャンする場合、ページがバラバラになってしまい、順番がわからなくなったり、紛失したりするリスクがあります。
対策としてはまず、裁断前に雑誌全体の写真を撮っておきましょう。表紙、目次、各ページの状態を記録しておくと、後で順番を確認する際に役立ちます。また、ページ番号が印刷されていない雑誌の場合は、軽く鉛筆でページ番号を書き込んでおくと安心です。
裁断後は、ページを小分けにしてクリップやゴムバンドでまとめておきます。一度に全ページを裁断せず、10〜20ページずつ作業を進めると管理しやすくなります。スキャンが完了したページと未完了のページを明確に分けることも大切です。
スキャン時には、ファイル名に規則性を持たせましょう。「雑誌名_発行年月_ページ番号.jpg」のように統一したルールで命名すると、後で整理する際に便利です。
雑誌のデータ化でよくある疑問

雑誌をデジタル化するときには、著作権や費用、データ管理など、以下のようなさまざまな疑問や不安が生じるものです。
● 著作権で注意すべきことは?
● 費用はどれくらいかかるの?
● 信頼できるスキャン代行業者の選び方は?
● デジタルデータの紛失リスクと対策を教えて
ここでは、多くの方が気になるポイントについて、具体的にお答えしていきます。これらの情報を参考に、安心してデータ化を進めていただければと思います。
著作権で注意すべきことは?
雑誌には多くの著作物(記事、写真、イラストなど)が含まれており、それぞれに著作権が存在します。
個人が私的利用の範囲でスキャンすることは、著作権法で認められています。つまり、自分で購入した雑誌を自分で楽しむためにデジタル化するのは問題ありません。ただし、スキャンしたデータを他人に配布したり、インターネット上で公開したりすることは著作権侵害になります。
家族間での共有についても、厳密には私的利用の範囲を超える可能性があるため、注意しましょう。スキャン代行サービスを利用する場合も、スキャン代行業者が著作権に配慮してデータ化を行っているか確認してください。
費用はどれくらいかかるの?
データ化にかかる費用は、依頼する内容によって大きく異なります。
自分でスキャンする場合、初期投資としてスキャナーの購入費が必要です。家庭用スキャナーは1万円から3万円程度、高性能なものでは10万円以上するものもあります。裁断機を購入する場合は、さらに5千円から2万円程度の追加費用がかかります。
スキャン代行サービスを利用する場合、1冊あたり1,000〜3,000円が相場です。ページ数が多い雑誌や大判サイズの雑誌は、料金が高くなる傾向があります。100冊の雑誌をデータ化すると、10万円から30万円程度の費用になります。
少数の雑誌であれば自分でスキャンする方が経済的ですが、数十冊以上ある場合や時間的余裕がない場合は、代行サービスの方がコストパフォーマンスが良いこともあります。自分の状況に合わせて検討しましょう。
信頼できるスキャン代行業者の選び方は?
スキャン代行業者を選ぶときは、いくつかのポイントをチェックしましょう。
● 実績
● 評判
● セキュリティ対策
● 料金体系の明確化
まず、実績と評判を確認します。探しているなかで、あなたがやりたいことにマッチしたサービスを提供しているところを選びましょう。
そのほかにも、料金体系や追加料金の有無、キャンセルポリシー、納品までの期間などが明記されているか確認しましょう。また、サンプルスキャンを提供している業者であれば、実際の仕上がりを事前に確認できるため安心です。
スキャン代行の選び方は以下の記事で解説をしているので、ぜひ参考にしてみてください。
デジタルデータの紛失リスクと対策を教えて
デジタルデータは劣化することはありませんが、機器の故障やデータの破損によりデータが失われるリスクがあります。
基本的な対策は「3-2-1ルール」です。3つのコピーを、2種類の異なるメディアに、1つは別の場所に保存するという原則です。たとえば、パソコンのハードディスク、外付けHDD、クラウドストレージの3箇所に保存すれば、万が一のときも安心です。
クラウドストレージとしては、Google Drive、Dropbox、OneDriveなどが一般的です。容量によって月額料金がかかりますが、自動バックアップ機能があり便利です。外付けHDDは比較的安価で大容量のデータを保存できますが、定期的な動作確認が必要です。
好きな雑誌をデジタルでいつでも楽しめるようにするならメモリーズスキャン
大切な雑誌コレクションをデジタル化して、いつでもどこでも楽しみたいとお考えなら、メモリーズスキャンのサービスをぜひご検討ください。
専門スタッフが丁寧にスキャン作業を行い、高品質なデジタルデータとしてお届けします。面倒な作業は一切不要で、雑誌を送るだけであとは当社におまかせください。
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なお、自炊(スキャン)を許可されていない著作者様の書籍については、自炊代行をお受けできません。万が一、対象となる書籍が届いた場合は、弊社にて処分、または送料お客様負担で返送のいずれかの対応となります。




